목차
はしめに = 3

日本の読 = 6


第1章 韓国哲学の道 = 15
文化の世紀は哲学危機の時代 = 16
韓国物学とは何か = 19
韓国哲学はどうあるべきか = 23
韓国人にとって韓国哲学とは = 28

第2章 元暁、ー韓国仏教のルーツ = 33
変わったものは己が心に過ぎない = 34
インド哲学と釈迦 = 38
色即是空、空即是色 = 44
三国仏教の花ー新羅仏教 = 47
合わせる哲学 = 53
悟りを通じて得る自由 = 57

第3章 知訥ー至誠を尽くしても砂でご飯は炊けない = 65
牛を育てる心で = 66
神秘主義の流行と禅宗の流入 = 73
地に倒れた者は地に手をついて立ち上がる = 79
四私の心が旗を揺らす = 83
今日までつづく頓漸論争 = 88

第4章 花潭・徐敬徳、ーヒバリを眺めて年を送る = 95
松都の三大名物 = 96
性理学と理気論 = 102
万物の本質は気 = 107
風はなぜ生しるのか = 110
変化とは気の変化なり = 113
復卦から天地自然の中心を見る = 117
花潭とその弟「ー土亭・李之函 = 120

第5章 晦斎・李彦迪ー論争を通じて性理学を根づかせる = 125
二人のソンビ = 126
母の実家の福を横取りした子 = 130
日本の儒学の元祖となった退渓の哲学
『太極図説』と朱陸論争 = 135
眞理はどこにあり, どのように得られゐか = 139
理を強調した哲字の社會的な役割と意味 = 146
理の哲学のルーツとなった李彦迪の思想 = 152

第6章 退渓・李滉、ー・人が馬を行かせるのか、= 155
韓国性理学の最高峰 = 156
人間とは何か = 163
四端と七情はどう違うのか = 168
人と馬の比喩と月の比喩 = 172
決して君子と小人を混同すべきではない = 175
世の中を動かす正しい力は道徳 = 179
心を維持す・る要は敬 = 184
日本の儒字の元祖となつた退係の哲字 = 186

第7章 栗谷・李珥 王の上には民衆が = 191
この母にしてこの子あり = 192
熾烈な改革精神で貫かれた青年時代 = 197
大切なことは理想と現実の出会い = 200
自然の法則と人間の法則 = 202

王の上には民が、民の上には米が = 213
実学に、義兵に = 215

第8章 霞谷・鄭斉斗ーわが心こそ万物の理致 = 221
韓国陽明学の故郷 = 222
江華島苦難の人生と異端の学問 = 224
師と友に裏切られ = 227
私は私らしく、 竹は竹らしく = 232
私の心が花に向かうとき、 花が存在する = 235
心の肯定から欲望の肯定まで = 239
陽明学の伝来と排斥 = 241
物理から生理へ、そして真理へ = 244
真理の友、 浩然之気 = 247
良知を悟り聖人になる方法 = 251
保守と進.歩.のニ重一構造 = 253
真の心で生きた江華学派 = 257

第9章 燕巖・朴趾源ー激動の人生を歩んだ北学の祖 = 263
厳しい現実のなかで育まれた尊大な意志 = 264
朱子学を超えて = 271
北学だけが生き残る道 = 277
民衆にすこしでもよい暮らしを = 280
人間らしく生きる平等な社会を夢見て = 283
開化と開国の名で = 289

第10章 茶山・丁若鏞-土地は、農民にあらずんば所有すべからず = 293
茶山学をつくり上げた一八年間の流刑 = 294
真価を見抜いた正祖との出会い = 300
実学を集大成した茶山学 = 307
実証と実用にもとづいた茶山学 = 310
性理学を超えて孔子の儒学に = 313
田畑は、農民にあらずんば所有すべからず = 316
叶わなかった近代への夢 = 319

第11章 現代における韓国哲学 = 323
現代の韓国人に韓国哲学は存在するのか = 324
韓国哲学の未来のために = 329

訳者あとがき = 333